2017年 04月 03日 ( 1 )

ハリアー・2017

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タカ目タカ科チュウヒ属 チュウヒ Circus spilonotus
D500+AF-S Nikkor 500/4 ED VR+TC-14III, f7.1, 1/1250sec, +1EV

何の変哲もない、ただのチュウヒ。巷ではハイチュウ(飲み屋のそれとは違う)の方が有難がられるようだが、俺の場合はどうやらハイチュウとは縁がないらしい(笑)。

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IUCN(国際自然保護連合)版レッドリスト:LC(軽度懸念)
環境省レッドリスト:絶滅危惧IB類(絶滅の恐れのある種)
こんなデータを見ると結構な希少種だ。国際団体で「軽度懸念」ということは、将来的に絶滅の恐れに晒される可能性はあるが、現状ではまだ大丈夫…ということだろう。一方、日本国環境省で絶滅危惧(それなりの危険な状態)とされているのは、本種の棲息地として重要な葦原を育む湿地帯が減っているからだろう。なんで減っているかというと、それは人間による環境開発以外の何物でもない。

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冬になると普通に見かけるので、この猛禽がそんな危ない状態…と意識することはあまりない。ワシ類みたいに大きくて迫力があるわけじゃないし、ハヤブサのような華麗な飛翔をするわけじゃないし、猛禽としてはどちらかといえば地味な存在だ。葦原の上空を餌を探しながらゆっくりと巡行し、時折ホバリングして、餌を見つけると葦原の中に降りて狩りをして…の繰り返し。やっぱ地味だわ。。。(笑)。

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今期、この撮影地では葦原の中に重機が入って土地を造成していた。聞くところによると湿地帯の土手を整備しているんじゃないかということだったが、俺の見たところそんな簡単な話ではない。たぶん公園として整備してるんだと思うが、これでまた彼らの生息範囲が狭まることになる。たぶん大義名分としては「自然と人間の共生」とか何とか尤もらしい美辞麗句を並べてるんだと思うが、ラムサール条約が聞いて呆れる(笑)。世の中どこか変なのは間違いない。しかし、それもこれも運命というものだろう。

今は当たり前に見かける存在が、5年後10年後にもそこにいる…という保証は、何処にもない。








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by a7m3-sam | 2017-04-03 03:28 | チュウヒ