カテゴリ:チュウヒ( 2 )

ハリアー・2017

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タカ目タカ科チュウヒ属 チュウヒ Circus spilonotus
D500+AF-S Nikkor 500/4 ED VR+TC-14III, f7.1, 1/1250sec, +1EV

何の変哲もない、ただのチュウヒ。巷ではハイチュウ(飲み屋のそれとは違う)の方が有難がられるようだが、俺の場合はどうやらハイチュウとは縁がないらしい(笑)。

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IUCN(国際自然保護連合)版レッドリスト:LC(軽度懸念)
環境省レッドリスト:絶滅危惧IB類(絶滅の恐れのある種)
こんなデータを見ると結構な希少種だ。国際団体で「軽度懸念」ということは、将来的に絶滅の恐れに晒される可能性はあるが、現状ではまだ大丈夫…ということだろう。一方、日本国環境省で絶滅危惧(それなりの危険な状態)とされているのは、本種の棲息地として重要な葦原を育む湿地帯が減っているからだろう。なんで減っているかというと、それは人間による環境開発以外の何物でもない。

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冬になると普通に見かけるので、この猛禽がそんな危ない状態…と意識することはあまりない。ワシ類みたいに大きくて迫力があるわけじゃないし、ハヤブサのような華麗な飛翔をするわけじゃないし、猛禽としてはどちらかといえば地味な存在だ。葦原の上空を餌を探しながらゆっくりと巡行し、時折ホバリングして、餌を見つけると葦原の中に降りて狩りをして…の繰り返し。やっぱ地味だわ。。。(笑)。

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今期、この撮影地では葦原の中に重機が入って土地を造成していた。聞くところによると湿地帯の土手を整備しているんじゃないかということだったが、俺の見たところそんな簡単な話ではない。たぶん公園として整備してるんだと思うが、これでまた彼らの生息範囲が狭まることになる。たぶん大義名分としては「自然と人間の共生」とか何とか尤もらしい美辞麗句を並べてるんだと思うが、ラムサール条約が聞いて呆れる(笑)。世の中どこか変なのは間違いない。しかし、それもこれも運命というものだろう。

今は当たり前に見かける存在が、5年後10年後にもそこにいる…という保証は、何処にもない。








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by a7m3-sam | 2017-04-03 03:28 | チュウヒ

ハリアー飛ぶ

タカ目タカ科チュウヒ属 チュウヒ Circus spilonotus
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知ってる人は軍事ヲタくらいだと思うが、チュウヒは英国空軍の戦闘爆撃機ハリアーの名前の元になった。それはチュウヒ(英語でハリアー)が垂直離着陸が可能な唯一の猛禽類だから…とされている。ハリアー戦闘爆撃機は世界唯一の垂直離着陸機。戦闘機としての性能は悪いが、滑走路が必要ないというメリットは大きくて、後にそのメリットに目を付けたアメリカ海兵隊が採用、さらにアメリカの航空機メーカー、マクダネル・ダグラス(現ボーイング)まで引き込んで本機を徹底改良し、AV-8BハリアーIIを作り上げた(↓写真)。本機はいずれF-35ライトニングIIの海兵隊仕様に置き換えられる予定だが、軍用機・民間機含めて現在も唯一の垂直離着陸機だ。
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ちなみにト●タにも同じような名前の車が存在するが、あっちは車だから垂直離着陸はしない。(笑)。
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チュウヒはゆっくりと低空飛行しながら、地上の餌(野ネズミ、昆虫など)を探す。下ばかり見ているものだから目が写らなくて、何とも冴えない写真ばかりだ(笑)。時には向かい風を利用してホバリングまでする。俺はどちらかというと戦闘機のハリアーよりも、対地攻撃機A-10サンダーボルトIIか対戦車ヘリコプターに似ていると思った。
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D750+AF-S Nikkor 500/4G ED VR, f8,1/1000sec, ISO400

オジロワシ狙いで隣にいたカメラマンは、俺がチュウヒを撮ってるのを見て不思議そうな顔をしていた(笑)。たしかに大型で高空を堂々と飛ぶオジロに比べれば地味な存在かもしれないが、チュウヒだって立派な猛禽類の端くれだ。

生息地である草原や葦原の開発で、チュウヒは数を減らしているという。一つ気になっているのは、近年県内の野鳥生息地としてメジャーな潟湖で冬に葦を刈り取っていることだ。おそらく環境省と県が観光目当て(白鳥の見物客向け)にやってるのだろうが、自然に手を加えたら生態系が崩れてしまう。余計なことをするな。

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by a7m3-sam | 2016-03-01 04:57 | チュウヒ