カテゴリ:コミミズク( 2 )

夕日に染まり

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この面はどう見ても悪役だよな。

アブドーラ・ザ・ブッチャーか、ブルーザー・ブロディか、スタン・ハンセンか…いや、小型軽量だからジミー・スヌーカとか…?ダイナマイト・キッドってこたあないだろう(笑)。

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フクロウ類は生態系の頂点に立つ生き物で、早い話が「強い」わけだが、生態的に強いってことは実は環境の変化には驚くほど脆弱だってことだ。コミミズクの場合は餌はネズミ類など小動物だ。コミミズク一羽が生きていくのに、毎日ネズミを何匹食べなければならない…みたいな話になって、要はそれだけのネズミがいなければコミミズクも生きていけないってわけだ。

冬は小動物類にとっても厳しい環境で、カエルやトカゲは冬眠してしまうし、ネズミにしても温かい時期ほど活発に動き回るわけではない。その中で昼間の草原ではノスリ・チュウヒ・ハヤブサなどの猛禽類がネズミを狙い、夕方~夜にかけてコミミを初めとするフクロウ類がネズミを狙い、要はそれだけたくさんのネズミがいなければ猛禽たちも生きていけないということになる。
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ネズミなんかいくらでもいるだろう…と思うかもしれないが、それは人間の近くにいる衛生害獣としてのイエネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)の話であって、コミミズクやチュウヒが狩りをする草原にいるネズミは所謂「野ネズミ」と言われるアカネズミやハタネズミだ。ネズミだから繁殖力が強くて生息数も多いはずだが、これらのネズミが繁殖するのは年に2~3回くらいで、イエネズミみたいに一年中繁殖してるわけではない。俗に「ネズミ算」というと無限にドンドン増えていくイメージだが、それはイエネズミのことで野ネズミは決してそれに当てはまるわけではないってことだ。野生動物だから人間が生息地を開発したりしたら直ぐに姿を消してしまう。つまりコミミズクにしてもノスリ・チュウヒにしても、たくさんの野ネズミを養うだけの豊かな自然があって、その上でやっと生きていってることになる。

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こうして冬の猛禽を見れるのは、まだ日本に豊かな自然が残っている証拠だ。コミミ君、日本は良い所だよ~(笑)。

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by a7m3-sam | 2017-01-21 02:37 | コミミズク

悪人面と真っ黒い奴と…

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「お、飛んでるよ!」
近くのカメラマンが叫ぶ。年末休み初日。先日のリベンジを果たそうと、三度訪れた関東の某有名撮影地。到着してカメラをセッティングして、すぐだった。コミミズクがカラスのモビングから必死に逃げようと必死に飛んでいる。

フクロウ目フクロウ科トラフズク属 コミミズク Asio flammeus
D500+AF-Sニッコール 500/4G ED VR, f4, 1/2000sec, ISO800

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もちろん俺にとっては初見の鳥だ。フクロウの仲間は何度か見たことがあるが、写真に撮るのは初めて。そもそもがフクロウは夜行性の種類が多いから、写真にはなりずらい…というより見つけるのも並大抵のことじゃない。コミミズクは夕方前のまだ明るい時間帯に飛ぶことがあって、しかもわたってくる場所も割と知られていたりするから、この仲間ではまだ易しい方かもしれない。

ご覧の通り、コミミズクは「悪人面」だが、それを追っかけるカラスが余計悪人に見える(笑)。

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野鳥を追っかけてると、「鳴き声だけ」とか「見ただけ」とか「撮影に失敗した」で、翌年に繰り越す、所謂「宿題」になることが少なくないのだが、年の瀬ギリギリで今年の一番大きな宿題が一応「片付いた」ことになる。それにしても、移動時間が往復4時間なのに、現地で撮影していた時間が45分とは。。。因果なジャンルだよな。。。野鳥って。

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by a7m3-sam | 2016-12-29 21:57 | コミミズク