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Dimension Green

高原の風に吹かれて

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ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属 ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)H. dumortierivar. esculenta

花の姿形から、すっかりユリの仲間かと思ってたら全然違ってた(笑)。ユリはユリ目ユリ科ユリ属で、目レベルで違うから「縁遠い」を通り越して、ほぼ「赤の他人」くらいに違う。花の形が似てるのは「他人の空似」という奴だろう。ニッコウキスゲなんかこの季節に標高1000m超の高原に行けばごく普通に咲いてるから、特別注目もしてこなかった。

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ニッコウキスゲという名前も実は公式の和名ではなくて「ゼンテイカ」が正式な和名らしい。何がどういう理由でゼンテイカなのか知らないが、ニッコウキスゲの方が良く知られているし、イメージ的にピッタリだと思う。日光にだけ生息するわけではなくて、北海道から本州にかけて広く見かける。日光とか尾瀬とか霧ヶ峰とかの有名な高原に群落があるから「ニッコウキスゲ」となったようだ。何ともテキトーな話だが、人間でも動物でも植物でも、名前なんかそんなもんだ。

相変わらずスッキリしない空が毎日のように続いてる。この日の天気も写真に写ってる通りだが、せっかくの週末に引きこもってるのもなぁ…と、半ば消極的な理由でニッコウキスゲを見に行ってきた。本種は特に絶滅の危機にあるとかいう話は聞かないが、気になったのは広い草原の中を電気柵で囲ってある中にだけニッコウキスゲの群落があったことだ。昔(かなり昔)見たときは、山の斜面全面にこれでもか!というくらいたくさん咲いていたはずだった。電気柵で囲ってあるということは…おそらくシカの食害を防ぐためだと思うが、わざわざ電気柵まで持ち出してシカ対策をするほど深刻だということだろう。

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シカやイノシシが増えすぎて、山の植物相に悪い影響が出ているという話はよく耳にするが、もし何もしないままシカやイノシシを放置したら、日本中の山が禿山になってしまうかもしれない。まさか…とは思うんだけどねぇ…












# by a7m3-sam | 2019-07-22 04:14 | Flower | Comments(0)